回転系の蹴り技です。 体を回転して蹴るため、遠心力を用いた力強い技術が多くあります。
見た目も派手な蹴り技が多く、真似する人は多いですが、技術的にしっかりと修練を積んでいないとスキの大きなリスクの高い蹴り技になります。
ここでは多くの格闘技から回転系の蹴り技を集め動きとコツを解説しています。 自分の格闘技から離れることは邪道ですが、良い物を取り入れてより向上したいという格闘技経験者、また、蹴り技の奥深さを知りたい格闘技愛好家の方向けの内容です。
回転系、回し蹴りの奥深さをぜひ、楽しんでください。
非常にアクロバティックな蹴り技です。 捨て身の技なので、捌かれると非常に危険です。
まずマットを使って胴回し回転蹴りの感覚をつかむ必要があります。
実戦ではまず使えませんが、威力も大きいので、一撃必殺になり得ます。
振り向き際の一瞬に死角から、また、相手の攻撃のカウンターとして使用します。 切れ味が命、かつ、技を出す意図を見せずに不意を突いて放つのがコツです。
軸足とバランス感覚、柔軟性、距離感が求められる蹴り技なので、その場での蹴りを練習した後、動きの中で自在に出せるように練習してください。
後ろ回し蹴りをして、相手に掛けるような危険な蹴りです。 普通の後ろ回し蹴り以上にヒットすると威力を発揮します。
高度なコントロール力が必要です。
どの格闘技にもあるスタンダードな蹴り技です。 しかし、一番難しい蹴り技かもしれません。
切れ味が鋭く、体重の乗った回し蹴りは、相当な破壊力を持ちます。
また、伝統空手やテコンドーなどの回し蹴りは、インパクト後の引き戻しを重視します。 蹴り技は足をつかまれる危険性もあるため、素早い引き戻しをして次の攻撃につなげられるよう修練してください。
上段回し蹴りのモーションから、相手をひっかけるような蹴り技です。 非常に珍しい蹴り技なので、意表を突くことができます。
また、体重を載せてひっかけることによりテイクダウンを狙うこともできます。
接近してくる相手よりも、離れようとしている相手に大胆に放つような使い方が有効です。
遠距離から間合いを詰めつつ、素早い蹴りこみを行う技術です。
距離感覚と切れ味が命です。相手との間合いをさらに取るために牽制する使い方もできます。
地面をするように使う使い方と、ダイナミックにジャンプをして蹴り下ろす蹴り方など、さまざまなバリエーションが考えられます。
蹴りの軌道が変化するため、耐性のない相手(技を知らない相手)には非常に有効です。 また、意図を読まれなければ、予測することが難しいため、耐性のある相手にも有効打となります。
関節の柔軟性と軸足の安定感が必要です。
基礎を覚えた後、移動練習を積んで、動きの中で放てるようにしてください。
カンフーの技術です。 後ろ回し蹴りに似ていますが蹴り足を伸ばしたまま相手のこめかみを狙うように蹴ります。至近距離の中段狙い、ちょっと離れた間合いの上段狙いなどのバリエーションがあります。
相手をけん制するのにも使える技術です。